今、国会でちょうど社会保障改革法案の投票が行われ可決されました。
その中に、後期高齢者医療保険に関するものもあるようですが、制度が時代の流れで変わるので国民もオチオチしていられないですね。
困るのはこの場合、対象が年老いた人が対象になること。
実は昨日たまたま実家に行きましたが、そこで父から次ようなことを言われました。
「おい、後期高齢者医療保険がなんだか3割になるらしいぞ」と・・・。
中身を見てみたら、母が一昨年亡くなったので、今年から母が関係していた控除がなくなったため、所得税に関わる金額が増えたのです。
それは分かっていたのですが、その額がどうやら医療保険の負担額のラインに引っかかったようです。
でもね、実際にもらっている年金額は普通のサラリーマンだったのでそのラインには引っかからないのですよ。
つまり、国は負担額のラインを2つ設けており、それが市民税課税所得税額と世帯の収入金額なのです。実家の場合は前者の課税所得税額が引っかかったのですね。
ものすごく嫌な感じがしたのは、そのラインに最初に引っかかるのが課税所得金額であり、そこで自動的に負担額が3割になること。申請しないと、そのままだということです!恐らくですが、課税所得額で引っかかる国民の方が多い気がします。特に一人暮らしの男性の老人に。。
そのお知らせが届くわけですが、期限以内に提出しないと8月からの窓口負担額が3割になってしまうのです!
思うに、奥さんを亡くして一人暮らししているような方も世の中には多くいらっしゃると思うのですよ。皆さんが皆、しっかりしていて、こういう通達にも敏感に反応できればいいですが、年も老いていて、ウッカリしちゃうケースも多いと思うのですが。。
そして、そういう方達はお医者さんにかかるときに気が付くわけです。
???どうして、こんなに医療費が高いんだ!!って。ね。。(年寄りですから)
奥さんを亡くして傷心の日々を過ごして、気が付いたらこんな風になっていたら悲しいですよね。
現在の後期高齢者医療保険制度は、こんな落とし穴のある制度です。。。
今度の法案がどういうも方向に行くのかわかりませんが、こんなところで嫌がらせのように取り立てるような、年寄りに優しくない法案でないことを祈ります。
あ、消費税増税法案通りましたね。とにかく血税を有効に使って下さい!!!